- 2014-01-14 (火) 11:31
- お知らせ
1月13日(月)16時から、スリランカ留学生ジャーヌカ君の得度式を行いました。
スリランカといえば、7割が仏教徒といわれる仏教国。そんな国から来た彼が何故日本の僧侶になろうとしたのか。
それは、スリランカで仏教徒だった彼が日本について勉強していたとき、教科書には日本人の90%が仏教徒だと書いてあったのだが、しかし、いざ日本に来ると、特に若者たちの宗教離れ、無宗教観を見て愕然とした。そんな日本の人々にもう一度仏教を広め、みんながニコニコできるような幸せな国にしたい、そんな思いから日本でお坊さんになることを決めたのである。
修行は、厳しい。なぜならそれは、自分を律していかなくてはならないからだ。しかし、「律」するという字は、導くという意味を持っている。ただ自分に厳しくするのではなく、いつだってお釈迦様がやさしく導いてくれているのだから、自分が納得できるペースで仏法を身につけていけばいい。それが「律する」であり、「修行」であると私は思う。
彼の安名(お坊さん名)を、「布道」と名づけました。それは迷うことなくお釈迦様の教えを信じて、多くの人々を布教していきなさい。そんな気持ちをこの字にのせて、彼にわたしました。
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