2022年6月19日(日)、阿野全成忌(6月23日)を偲ぶとともに、地域活性化イベントとして、第1回「阿野祭」を開催いたしました。
午前9時半より、原地区センターにおいて、沼津市文化財課学芸員、原田雄紀さんに「阿野全成と沼津」と題し、セミナー講演をしていただきました。
講演後、阿野全成を30年間研究している伊東聰さんと原田さん、私住職とで、阿野全成についてパネルディスカッションをしました。
またセミナー会場には、原浮島の詳細がわかるマップを拡大し展示しました。
同日10時半から、大泉寺において、第2回目の「あの市」が開催され、多くの方々がお買い物をされていました。
講演後、原地区センターから大泉寺までの「矢通りウォーキング」が行われ、50人以上の方が参加されました。観光ボランティアさんが横について、原浮島地区の歴史を紹介しながら歩きました。
セミナーに参加された皆さんは、大泉寺についてから特別御朱印をもらったり、あの市で食事をしたりしていました。
12時から大泉寺横にある東井出集落センターの空き地で、「子ども弓矢大会」が行われ、多くの子どもたちが楽しみながら弓を弾いてました。
13時、大泉寺本堂において「阿野全成忌法要」を行いました。
建物内に入りきらないほどの人々が集い焼香されました。
また、多くの来賓の方々が訪れ、代表として沼津市長様にご挨拶をいただきました。
その後墓参となり、ここでも多くの皆さまが参列し、お線香をお供えしていました。
阿野全成や息子の時元は、矢の名手でした。そこで、その墓前で、弓矢の謝礼を行いました。沼津市弓道連盟の皆さんや静岡県立沼津商業高等学校弓道部の生徒さんたちに「巻藁 謝礼」をしていただきました。
矢が放たれるまでの静寂から、矢が巻き藁に刺さった後の拍手やため息が、弓道の奥深さを物語っていました。ほとんどの皆さんが初めての弓道だったようで、その雰囲気に感動されていました。
境内は、「あの市」で食事をする人、お参りをする人、イベントを楽しむ人など、それぞれ思い思いにゆっくりされていました。
また、本堂前には、大泉寺住職の鎌倉殿消しゴムはんこが飾られ、それもまたにぎやかしの一つになっていました。
14時半からは、静岡県立沼津西高等学校芸術科書道専攻の生徒さんによる「書道パフォーマンス」が行われました。
大きな紙を敷いたその周りを多くの皆さんが取り囲んで、生徒さんたちのダイナミックな筆さばきを見入っていました。
その他にもお茶室で抹茶を振るまったり、観光ボランティアさんが阿野全成の説明案内をしていたりと、結果、いろんな楽しむ要素満載の阿野祭になったのではないかと思います。
また、浮島まちづくり委員会の広報の方が、当日の様子をダイジェスト版にして下さったので、それもご紹介させていただきます
この阿野祭は、原・浮島地区の地域活性化プロジェクトとして、原・浮島連合自治会や沼津市商工会、原観光ボランティア、沼津市観光協会などを主軸に、沼津市やその他各種団体のご協力により、企画運営されたものです。ですので、今回限りの一発屋ではなく、来年、5年後、100年後に続くようなイベントとしていくつもりでおります。また阿野祭だけではなく上記のプロジェクトチームで、今後の原・浮島地区、沼津市の活性化のために尽力してまいりたいと思いますので、今回ご協力いただいた皆さんのほかにも、こうした活動に参加してみたいという方はぜひご協力ください。宜しくお願い致します。
最後に今一度、今回の阿野祭に対しご協力いただいた皆さん、本当にありがとうございました。お疲れ様でした。
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